地球の直径(およそ1万3千km)を1mmとしたとき、1ナノメートルは、大型のトラックくらいの大きさです。この本の著者である浜松医科大学の針山孝彦教授は、生き物の体の細かい形を生きたまま観察して、体の仕組みや役割を見ることで科学の研究に役立てたいと考えました。 『生き物たちが先生だ しくみをま…
わたしたちは1日何回着替えるでしょう。1回?2回?赤ちゃんなら10回?季節や時間によっていろいろな服を着てすごしています。服は布からできていて、布は糸からできています。ではその糸はなにからできているのかというと「繊維」です。この絵本では洋服についているタグをヒントに繊維の素材について知識を深めてい…
「電気図鑑」とありますが、楽しいイラストと実験でデンキ読み物としても楽しめます。小学3年生以上が対象となっていますが、大人にとっても面白く読み応えがあります。 『小学生からの電気図鑑』TDG電気指導会/著、佐伯英次/絵、オーム社、2022年7月、2000円+税 本書の主魚公ウナビリーは…
シリーズ4冊目のこの本で取り上げているのは、それぞれ現代の生活には欠かせない技術である5つの発明を成し遂げた発明家たちです。リュミエール兄弟は、映画のもととなる動画のしくみを、ライト兄弟は飛行機、ビル・ゲイツはコンピューターを一般に普及、安藤百福はインスタントラーメン、アーダーンとロケットは浄水方…
見開きにひとつの建築物をとりあげて、イラストと文章でその特徴や建築 家について教えてくれる絵本です。ピラミッドやギリシャ神殿などの古代建 築から、フランク・ロイド・ライトやル・コルビュジエ、アントニ・ガウディ などの近・現代建築など、時代を彩った画期的な建築を紹介しています。 『子どもに教え…
スィッチをおせばパッと電灯がついて明るくなります。電気があるということは、今の生活では、空気がそこにあるのと同じくらい当たり前のこととなっていますが、最近の災害での停電被害などを見聞きするにつけ、あらためて、電気が各家庭にひかれているということが、どんなに素晴らしい科学技術の進歩の賜物であるかを実…
真っ黒な太い線と鮮やかな色で迫力いっぱいの絵本。「ゆび いれたら あかん ビリビリ」と関西弁でテンポよく、電気が日常生活のさまざまな場面で 24 時間使われ続けていることを伝えてくれます。 『でんきのビリビリ』こしだミカ/さく・えそうえん社/2015 年 7 月 幼い子どもにとって、目…
この本は、「光とはなにか」「なぜ光は速いのか」などの基礎から、光学の世界の最先端の情報まで、非常に広範な話題を、スタートレックやハリーポッターなどのSF小説に登場する技術と対比しながら解説している本です。 特に、音に関心があるSF好きにお薦めの一冊です。 『遅い光と魔法の透明マント』シドニー…
分厚く立派な装丁ではありますが、単に道具と機械をならべたカタログといったものではなく、その形、働き、使い方を、物理学的な原理に着目して語る本です。 新装版 道具と機械の本 てこからコンピューターまでデビッド・マコーレイ 作/歌崎秀史 訳岩波書店 ; ISBN978-4-00-009889-2…
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