「だれかかくれているよ でてこいでてこい」とページをめくると、緑色の葉っぱや青色の大きな丸の中から、カエルやアヒルなどの生き物たちが飛び出してきます。繰り返されるリズム感のあるフレーズに、次は何かなと子どもと一緒にワクワクしながら繰り返し楽しめます。(古屋ちえり) 『でてこい でてこい』…
赤ちゃんはリズムのある言葉や音が大好き。「みずじゃあじゃあじゃあ」「いぬわんわんわんわん」ページをめくるごとに色が変わり赤ちゃんの身近な動物や乗り物や生活の品が擬音とともに描かれていて0歳から楽しめます。(渡部美帆) 『じゃあじゃあびりびり』 まついのりこ作・絵偕成社 1983年7月 6…
「つちのなかでどんどこどんどこ」と始まり、ニンジンなどの土の中で育つ野菜が縦開きの絵でドンと現れます。葉で判別できない野菜は、根元に少し見える絵がヒントです。太鼓のようなリズムが楽しい絵本です。(中村涼子) 『どんどこどん』 和歌山静子/作 福音館書店 2011年10月 900円+税 …
文字はありません。絵だけです。でも、母親の尻尾が気になる子猫や子犬の甘えた鳴き声が聞こえてきます。フワフワやザラザラした動物の毛並みまで想像できる写実的な絵は、何度見ても飽きません。(中村涼子) 『どうぶつのおやこ』 薮内正幸/画 福音館書店 196…
卵の殻を割っていくと、ぱりっ、ぺりっ、ぷちっ、ばりっ・・と、いろいろな音とともに、中から赤ちゃんが、ぴよ、ちゃぷ、ぷるん、ぎゃお・・と出てくるしかけ絵本です。(原田佐和子) 『たまごのえほん』 いしかわこうじ/作・絵 童心社 2009年12月…
最初のページは「しーん」。ページをめくると、何やら「もこ」っともりあがってきて、それが「もこもこ にょき」とふえてきて・・・。オノマトペを楽しみながら、自由に想像をめぐらせてあそべます。(原田佐和子) 『もこ もこもこ』 谷川俊太郎/作 元永定正/…
こどもをくわえて運ぶ猫やライオンのお母さん。猿はお腹にしがみつかせて、チンパンジーはだっこ、コアラはおんぶで運びます。精緻に描かれたそれぞれの動物の親子の様子に好奇心を刺激されます。(市川雅子) 『どうぶつのおかあさん』 小森 厚/ぶん 藪内正幸/え 福音館書店 1981年10月 900円…
ねこ、いぬ、りす…と2ページ見開きいっぱいの寝ている動物の親子は、本当に気持ちよさそうです。ページをめくると起きた時の様子には動きがあって、その動物の習性や特徴をよく捉えています。(市川雅子) 『もう おきるかな?』 まつのまさこ/ぶん やぶうちまさゆき/え 福音館書店 1998年6月 80…
表紙のちんぱんじーがこちらをじっと見つめています。「こんにちは」と言っているような表情。ページをめくるたびに、ぞう、ちーたー、ぽにー、らいおん、きりんなどが次々と出てきて、ご挨拶できる写真の本です。(坂口美佳子) 『こんにちは どうぶつたち』 とだきょうこ/あん さとうあきら/しゃしん 福音…
いろんな動物のうんちの仕方、色や形が描かれていて、一冊まるごとうんちの絵本です。「いきものは たべるから」「みんな うんちをするんだね」という一つの真理を、子どものペースでじっくり、愉快に紹介します。(坂口美佳子) 『みんなうんち』 五味太郎/さく福音館書店 1981年2月 900円+税 …