ケーキの入っている箱から、ケーキを取り出してふたをします。さてこの箱には何がはいっているのでしょうか?こんな不思議な手品からこの本は始まります。
作者の板倉聖宣さんは、仮説実験授業という科学を楽しく学ぶ授業のやり方を考え出した人で、今では全国でこの楽しい授業が行われています。その仮説実験授業の考え方を取り入れてこの本はできています。身近な道具や材料を使った実験を通して、空気と水のふしぎな性質を感動的に学ぶことができるのです。
出てくる道具は、水そう、コップ、スポイト、ストロー、缶ジュースなど、すぐにそろえることのできるものばかり。一通り絵本通りに実験をしたあとは、自分で自由に考えて実験することもできます。お風呂でやったり、夏にはプールでやったりすると、とっても楽しそう!道具もバケツや、ホース、大きな缶や入れ物を使ってやったらどうなるでしょう?
ビショビショになってあなたも実験しましょう!!
科学読物研究会 厚井眞哉