手に塩をつけて、ぎゅっぎゅっ、くるっくるっと握ったらホカホカおにぎりの出来上がり。海苔を巻いても美味しいです。子どもと一緒に作って食べると、どんな形のおにぎりでもご馳走です。(中村涼子) 『おにぎり』 平山英三/文 平山和子/絵 福音館書店 19…
文字はありません。絵だけです。でも、母親の尻尾が気になる子猫や子犬の甘えた鳴き声が聞こえてきます。フワフワやザラザラした動物の毛並みまで想像できる写実的な絵は、何度見ても飽きません。(中村涼子) 『どうぶつのおやこ』 薮内正幸/画 福音館書店 196…
卵の殻を割っていくと、ぱりっ、ぺりっ、ぷちっ、ばりっ・・と、いろいろな音とともに、中から赤ちゃんが、ぴよ、ちゃぷ、ぷるん、ぎゃお・・と出てくるしかけ絵本です。(原田佐和子) 『たまごのえほん』 いしかわこうじ/作・絵 童心社 2009年12月…
最初のページは「しーん」。ページをめくると、何やら「もこ」っともりあがってきて、それが「もこもこ にょき」とふえてきて・・・。オノマトペを楽しみながら、自由に想像をめぐらせてあそべます。(原田佐和子) 『もこ もこもこ』 谷川俊太郎/作 元永定正/…
こどもをくわえて運ぶ猫やライオンのお母さん。猿はお腹にしがみつかせて、チンパンジーはだっこ、コアラはおんぶで運びます。精緻に描かれたそれぞれの動物の親子の様子に好奇心を刺激されます。(市川雅子) 『どうぶつのおかあさん』 小森 厚/ぶん 藪内正幸/え 福音館書店 1981年10月 900円…
「がたん ごとん がたん ごとん」と心地よいリズムの繰り返しが楽しい絵本。「のせてくださーい」とカップやスプーン、果物…と次々と汽車に乗り込んで来ます。終点でみな降りると食卓の場面に早変わり。(市川雅子) 『がたん ごとん がたん ごとん』 安西水丸/さく 福音館書店 1987年6月 800…
ねこ、いぬ、りす…と2ページ見開きいっぱいの寝ている動物の親子は、本当に気持ちよさそうです。ページをめくると起きた時の様子には動きがあって、その動物の習性や特徴をよく捉えています。(市川雅子) 『もう おきるかな?』 まつのまさこ/ぶん やぶうちまさゆき/え 福音館書店 1998年6月 80…
これなあに?と大胆な白黒の絵が問いかけます。外から見えない野菜の断面です。ヒントは次のカラーの絵、そしておなじみの姿が現れます。子どもと切って確かめたり、違う切り方もどうでしょう。大きな子どもとも楽しめます。(増本裕江) 『やさいのおなか』 きうちかつ/さく・え福音館書店 1997年1月 1…
丸ごとのすいか、次は、食べられるように切られた絵。「さあ どうぞ」と読むときに手渡すと、子どもたちは思わず手をのばしてパクパク…お互いのやり取りが楽しめます。最後のバナナは、子どもが自分で皮をむけてにっこりです。(増本裕江) 『くだもの』 平山和子/さく福音館書店 1981年10月 900円…
表紙のちんぱんじーがこちらをじっと見つめています。「こんにちは」と言っているような表情。ページをめくるたびに、ぞう、ちーたー、ぽにー、らいおん、きりんなどが次々と出てきて、ご挨拶できる写真の本です。(坂口美佳子) 『こんにちは どうぶつたち』 とだきょうこ/あん さとうあきら/しゃしん 福音…