神戸新聞日曜版に2000年から連載中の「理科の散歩道」。その中から化学の基礎になる話題90を選んでまとめた本です。ちょうど見開き一項目の読み切りスタイルで、最初から順を追っても、気になる項目を先に選んでも楽しく読み進められます。さらに、それぞれの話題には小中高校生の描いたイラストも配置されていて、…
この本は、絵本仕立てで、小学校の高学年以上を読者対象として、企画、制作されている本であろうと推定することができるものです。全体的には、この本にはとてもいい印象を受けました。著者である杉原さんの誠実な人柄を感じさせてくれる内容になっているからです。 「だまし絵」の描き方の図解入りの説明や、コピ…
量子論って面白いらしいと人から聞いて最初に読んだのがこの本です。どのページもカラーでダイナミックなイラストで書かれ、説明は短くまとめられています。しかも物理学を全く知らない人でもわかるようにやさしく書かれているのでとても読みやすいのです。 みるみる理解できる量子論Newton別冊シリーズ和田…
かくし絵、さかさ絵、動く絵、ありえない絵。1ページごとに出てくるいろいろなだまし絵はぜんぶで22種類。おーう!すごい!とページをめくるごとに子どもとびっくりしながら楽しむことができました。 だまし絵サーカスウォーレス・エドワーズ (著), 神戸 万知 (翻訳)講談社 ; ISBN: 978-…
量子論の本をもっと読んでみたいとか、読んでみたけどよくわからなかった、という人におすすめの本です。 「量子論」を楽しむ本PHP文庫佐藤勝彦 監修PHP ; ISBN978-4-569-57390-8 (2000/04) 冒頭にはアインシュタインとボーアと猫が登場します。3人(2人と1匹…
公園のどろば。裸足で、ずぶずぶ、ずぶずぶと入って、泥だらけ。泥のしぶきが飛んでくるようです。海辺の砂浜。砂を集めてつくった、大きな怪獣やクジラや車は、乗っかっても平気です。粘土に水をまぜてこねると、自分のすきな小さなものや、みんなと力を合わせて、大きなヘビをつくったりもできます。 どろあそび…
この本は、1973年に岩崎書店から「少年少女歴史小説シリーズ」の一冊として出版されました。長く絶版になっていましたが、2006年にちくま学芸文庫から復刊された本です。歴史小説ですから、普段紹介する本とは、少し趣が違うかと思います。が、この本は数学教育界で受け入れられた本でもあるそうです。 算…
なかなか見ることのできない動物たちの「て」をじっくり見ることができるのは、写真ならではです。 どうぶつのてみんなで実験 楽しく科学あそび(リトル・サイエンス) 6文=山下恵子、写真=関戸 勇偕成社 ; ISBN: 4-03-339260-2/; (2006/03) それにしても最初のペ…
楽しく読める〈酸素の発見物語〉である。一般に原子分子の話は,目に見えない世界を語るだけに初めて学ぶ者にとってはなかなか理解しにくい。しかし,〈酸素〉は,私たちの生活に一番密着した原子である。この本は,〈燃焼〉という現象から〈酸素の存在〉をときあかしていった科学者の長い長い発見物語である。 酸…
ドライアイスの上に金属スプーンをのせると、いい音がします。ドライアイスのかけらを、にぎりしめないで、両手でお手玉のようにもちかえると、手で持っても大丈夫です。 手で、かけらを机の上にすべらせると、スーッとよくすべります。炭酸の入らないジュースに、くだいたドライアイスを入れてかきまぜると、シャ…