語りかけるような真鍋先生の解説はわかりやすく、どのページにも大きなカラー写真やイラスト、図がいっぱいで、初めて恐竜の本を読む人から詳しい人まで楽しめる本です。真鍋博士がWebと対面で実施した子ども向けの6回の連続講座がもとになっていますが、この本の読み手が真鍋先生と一緒に、本の中で学び、自分で発見…
埼玉県の“へそ”ってどこでしょう。正解は、東松山! 東松山市から最近暑い町で有名になった鳩山町にかけて広がる岩殿丘陵で7年ぶりの例会です。岩殿丘陵は、1500~1000万年前の海底に堆積した地層からできています。丘陵を歩きながら地層を観察し、1000万年前の奥田タフ(火山灰層)から珍しい火山豆石(…
物語は約46億年前、宇宙に地球が誕生したところから始まります。それから長い時間をかけて地球に海ができ、海の中に目に見えないほどの小さな生き物が現れたのはみなさんもご存知のことでしょう。しかし、「骨」があることは当たり前ではなかったようです。一体、海のどのような環境が魚たちに「骨」をもたらし、海を離…
子どもと科学よみもの 2023 年 10月号 目次 7月例会「文一総合出版訪問」8月Web例会「海洋プラスチック汚染の今を知ろう」7月の科学あそび分科会「野呂さんの楽しい工作教室」野呂さんの科学あそび算数マジック「残ったのは赤カードですね」くらべ読みの会 2・4・5・…
わたしたちは1日何回着替えるでしょう。1回?2回?赤ちゃんなら10回?季節や時間によっていろいろな服を着てすごしています。服は布からできていて、布は糸からできています。ではその糸はなにからできているのかというと「繊維」です。この絵本では洋服についているタグをヒントに繊維の素材について知識を深めてい…
水面から立ち上る霧に朝日が当たり、真っ赤に染まった湖面。その中に浮かびあがる羽を広げたシルエット。幻想的な写真からこの本は始まります。 『ハクチョウ』竹田津実/文・写真、アリス館、2007年2月、1400円+税 著者の竹田津実さんは九州の出身。獣医師として北海道に赴任し、キタキツネや北…
「電気図鑑」とありますが、楽しいイラストと実験でデンキ読み物としても楽しめます。小学3年生以上が対象となっていますが、大人にとっても面白く読み応えがあります。 『小学生からの電気図鑑』TDG電気指導会/著、佐伯英次/絵、オーム社、2022年7月、2000円+税 本書の主魚公ウナビリーは…
体の中から聞こえるドゥンドゥンドゥン。犬も猫も鳥もクマもクジラも、生き物はみんな体の中から心臓の音がします。それは、いのちの音です。身近な人や生き物、そして自分自身のいのちの音もすぐに確かめてみたくなるでしょう。(古屋ちえり) 『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』木坂涼/ぶん あべ弘士/…
数も形も大きさも様々なたまご。「たまごのなかでかくれんぼしてるあかちゃんはだあれ? 出ておいでよ」とよびかけてページをめくると、ぴっぴっ、にょろにょろ、よちよち、とあかちゃんたちが登場します。見開きいっぱいの巨大な卵から出てくるのはだあれ? (原田佐和子) 『たまごのあかちゃん』かんざわ…
こぎつねは、体を寄せ合い仲良くねんね。ライオンは、親子でねんねです。ゴリラやキリンなど、様々な動物たちの眠る姿が写真で紹介されています。穏やかな表情だけでなく、丸まったり、ぺたんこになったりと、ユーモラスで微笑ましい寝相にも注目です。 (八木わか菜) 『ねんね』さえぐさひろこ/文アリス館…