ねこ、いぬ、りす…と2ページ見開きいっぱいの寝ている動物の親子は、本当に気持ちよさそうです。ページをめくると起きた時の様子には動きがあって、その動物の習性や特徴をよく捉えています。(市川雅子) 『もう おきるかな?』 まつのまさこ/ぶん やぶうちまさゆき/え 福音館書店 1998年6月 80…
これなあに?と大胆な白黒の絵が問いかけます。外から見えない野菜の断面です。ヒントは次のカラーの絵、そしておなじみの姿が現れます。子どもと切って確かめたり、違う切り方もどうでしょう。大きな子どもとも楽しめます。(増本裕江) 『やさいのおなか』 きうちかつ/さく・え福音館書店 1997年1月 1…
丸ごとのすいか、次は、食べられるように切られた絵。「さあ どうぞ」と読むときに手渡すと、子どもたちは思わず手をのばしてパクパク…お互いのやり取りが楽しめます。最後のバナナは、子どもが自分で皮をむけてにっこりです。(増本裕江) 『くだもの』 平山和子/さく福音館書店 1981年10月 900円…
表紙のちんぱんじーがこちらをじっと見つめています。「こんにちは」と言っているような表情。ページをめくるたびに、ぞう、ちーたー、ぽにー、らいおん、きりんなどが次々と出てきて、ご挨拶できる写真の本です。(坂口美佳子) 『こんにちは どうぶつたち』 とだきょうこ/あん さとうあきら/しゃしん 福音…
屋根の上にお月さまがのぼってきて、「こんばんは」。雲に隠れたけどまた出てきて「こんばんは」、ニッコリ笑顔のお月さまで安心。背表紙のお月さまはアカンべーをしてお茶目です。一緒に月を見てみましょう。(坂口美佳子) 『おつきさまこんばんは』 林明子/さく 福音館書店 1986年6月 800円+税 …
いろんな動物のうんちの仕方、色や形が描かれていて、一冊まるごとうんちの絵本です。「いきものは たべるから」「みんな うんちをするんだね」という一つの真理を、子どものペースでじっくり、愉快に紹介します。(坂口美佳子) 『みんなうんち』 五味太郎/さく福音館書店 1981年2月 900円+税 …
子どもと科学よみもの 2022 年 10月号 目次 5月のオーロラの会『牧野富太郎』-日本植物学の父-『牧野富太郎』-植物の神様と言われた男-総会用ハガキから①7月のオーロラの会『人と動物の日本史図鑑』(全5巻)7月の科学あそび分科会「アンモナイト化石のレプリカづくり・スリッ…
昨年は雨で流れて残念だった10月例会、今年こそはお天気に恵まれてリベンジしたいです。今回は矢川源流を訪ねる会を企画しました。矢川は立川段丘崖線から湧き出る豊富な水を源とし、甲州街道を横断して府中用水支流と合流する、長さ1.5㎞ほどの小川です。水辺に咲く花々に出会えるでしょうか。 冬芽…
世の中に出回っている紙の中で、一番身近な紙といえば、トイレットペーパーではないでしょうか?この写真絵本では、トイレットペーパーを学校の廊下を使って実際に長く伸ばしてみたり、ペットボトルの水をすべて吸わせてみたりと、普段とは違う使い方で色々な実験をしています。簡潔な文章で小学校低学年から楽しめ、トイ…
この本の著者は、トイレにウンコをする意味を真剣に考えた結果、「糞土師(ふんどし)」として40年以上ノグソを続けてきました。食べた命を自然に還すことにつながるからです。 『ウンコロジー入門』(偕成社、2020年)伊沢正名/著、偕成社、2020年1月、1500円+税 ノグソあとには様々な生…