埼玉県の“へそ”ってどこでしょう。正解は、東松山! 東松山市から最近暑い町で有名になった鳩山町にかけて広がる岩殿丘陵で7年ぶりの例会です。岩殿丘陵は、1500~1000万年前の海底に堆積した地層からできています。丘陵を歩きながら地層を観察し、1000万年前の奥田タフ(火山灰層)から珍しい火山豆石(かわいいツブツブ)を採集し、顕微鏡で観察します。
午前の目的地は、JAXA地球観測センター(人工衛星からの画像を受信・解析している施設)です。いくつもの地球観測衛星からの観測データを受信する巨大なパラボラアンテナや、地球観測のしくみをわかりやすく解説する展示室を見学します。午後からは、本物の研究者のように大東文化大学の地学実験室で、顕微鏡を使って火山灰や火山豆石を観察しながら、そのでき方を一緒に考えてみましょう。
「研究ってどうやってするのかな?」「科学者になりたいな!」「6年生で習う地層の本物を見たいな!」というお子さんから、秋の丘陵歩きを楽しみたい方まで、ぜひふるってご参加ください。ご一緒に地学の扉を開けて、地球の長い歴史に思いをはせてみませんか?
日時: 11月12日(日)9時10分~15時ごろ (途中離脱可、担当に声をかけてください)
講師: 久津間文隆さん(大東文化大学)
定員: 30名
参加費: 会員1家族500円、一般1家族1500円(当日集金)
持ち物: 弁当・飲み物・帽子・軍手・タオル・雨具・火山豆石を入れるビニール袋、
ハイキングできる靴
コース: 集合 東武東上線高坂駅西口 9時10分
9時27分発の「鳩山ニュータウン行き」バスに乗車
車の場合 9時50分 埼玉ピースミュージアム駐車場(無料)
高坂駅からのバスで「大東文化大学前」下 車 ・・・ ピースミュージアム(駐車場にて合流、展望塔へ)・・・ 物見山 ・・・ 東松山市民の森の巡礼道 ・・・ 地球観測センター(昼食)・・・ 火山豆石採集 ・・・ 大学の地学実験室 ・・・ バスで高坂駅へ
※雨天の場合は、直接、大学の実験室へうかがい、火山灰や火山豆石を観察します。
集合時間・場所の変更はありません。
見どころ 〇地球観測センター展示室の見学(無料)
気象衛星・地表探査衛星の受信基地です。タイミングがよければ、パラボラアンテナが受信するた
めに、ぐるりと動くところが見学できます。
〇埼玉ピースミュージアム展望塔(無料)
関東を平野から山地まで360度丸ごと眺望できます。
〇岩殿丘陵
1000万年前の地層の観察 火山灰・火山豆石を採集します。
〇顕微鏡観察
採集した火山豆石・火山灰を大学の地学実験室に持ち帰って実体顕微鏡で観察します。
申し込み:10月28日~11月5日 定員になり次第受付終了。定員に満たなければ、6日以降も保険がつか
ない恐れがありますが、受け付けます。お早めに!
※一般の方はHPのお問い合わせフォームにお申し込みください。
参考図書:『地層と化石でタイムトラベル』『土と石のじっけん室』『川と海辺にチャレンジ』『地震と火山のたんけん隊』共に地学団体研究会『シリーズ・自然だいすき』編集委員会/編 大月書店 2004.8 2004.9 2004.11 2005.1 『日本列島 地層・地形・化石』猪郷久義/著 岩崎書店 2009.3 『火山の大研究』鎌田浩毅/監修 PHP研究所 2007.9 『地層の大研究』平田大二/監修 渡辺一夫/文写真 ポプラ社 2012.3 『地層ってなんだろう1~3』目代邦康/編著 汐文社 2014.3