本物の顕微鏡は高価で、取り扱いも難しいので、持っている子どもは少ないと思います。でも、かんたん顕微鏡の「30倍のライトスコープ」なら、安価(3000円ぐらい)で、取り扱いも簡単です。この本は、この「30倍のライトスコープ」を使って色々な物、印刷物やカラーテレビ・虫・花・花粉などを見ながら30倍に拡…
『泡のざわめき』は、ワンダー・ラボラトリーシリーズの1冊で、多方面にわたる「泡」の話を科学的で洒落た感じにまとめたヤングアダルト向きの本です。面白く読んでいると「コルクは泡の申し子」とあり、コルクが泡構造であることやコルクによる細胞発見、シャンパンのコルク栓のことなど、コルクにまつわる話も様々書か…
「なんで月って落ちてきいへんのかな?」小学校5年生の双子の姉弟が、担任の先生に疑問を投げかけ、そして先生が、出身大学へ休日2人を遊びに連れて行き、その疑問に大学の先生も加わって、勉強していきます。3巻では、2人は、今まで勉強したこと(一般相対理論)を大学生の前で話すという授業もすることに。 …
「一流の科学研究というものは,どのようにしておこなわれるものか。だれも知らなかった新しいことを発見するまでには,どのような失敗と楽しみとがつきものであるか。——こんなことを,〈落下の法則〉(ものの落ちるときの速さの法則)の探究のばあいについて,できるだけくわしく,ごまかさずにえがき出そうとして,こ…
チビトガリネズミと比較することで小さな世界を楽しく語っています。この小さなネズミから見るとテントウムシは小さいが、そのテントウムシから見れば、ひげの生えたスリッパみたいなゾウリムシはさらに微小な存在です。このようにだんだん小さくなり、バクテリア、原子、電子や陽子などの世界へといざなってくれます。 …
今月は数学にまつわる本を紹介してきましたが、最終回の今回は、ずばり数学の本を紹介しましょう。けれども、この本は普通の数学の本ではありません。あなたは数学の授業がチンプンカンプンだったことはありませんか。なぜ三角関数は必要なのか、自然対数はなぜ自然対数と呼ぶのか、数学のことばはなぜこんなにわかりに…
「〈電磁波を見る〉なんて難しそう」と思われるかも知れない。今までの常識から言うと〈電磁波〉などというのは,一部のマニア(アマチュア無線家など)でしか扱えなかった。しかし,近年はもう,生活のいろんな場で使われている。ラジオやテレビはもちろん,携帯電話や電子レンジ,さらにラジコンなど子どもたちの遊場に…
好評が続くサイエンスシアター・シリーズの一冊。電子レンジは身近な調理器具でありながら原理がわかりにくい。この本は,電子レンジを使って〈とんでもない実験〉をたくさんしながら, 電子レンジの原理がわかっていく本である。 電子レンジと電磁波テレビアンテナ物語サイエンスシアターシリーズ/電磁波をさぐ…
分厚く立派な装丁ではありますが、単に道具と機械をならべたカタログといったものではなく、その形、働き、使い方を、物理学的な原理に着目して語る本です。 新装版 道具と機械の本 てこからコンピューターまでデビッド・マコーレイ 作/歌崎秀史 訳岩波書店 ; ISBN978-4-00-009889-2…
エネルギーという言葉はよく聞くけれど、その正体を知っていますか。体を動かしたり、考えたり、何をするにもエネルギーが必要ですが、いったいエネルギーってなんでしょうか。 エネルギーってなんだろう福音館の科学シリーズキンバリー ブルベイカー・ブラッドリー さく,ポール・マイゼル え,やまじけんじ …