公園のどろば。裸足で、ずぶずぶ、ずぶずぶと入って、泥だらけ。泥のしぶきが飛んでくるようです。海辺の砂浜。砂を集めてつくった、大きな怪獣やクジラや車は、乗っかっても平気です。粘土に水をまぜてこねると、自分のすきな小さなものや、みんなと力を合わせて、大きなヘビをつくったりもできます。
こんな写真をみると、思わずやってみたくなります。空きびんに土を入れ、水をたっぷり入れて、かきまわし、 そっとしてから、泥って何からできているかを調べてみましょう。土のなかの小さなつぶだけ集めると、粘土がみつかります。砂、泥、粘土に、手を押し付けて、手形を取って遊んでいるうちに、大きなつぶの砂、小さなつぶの粘土と、つぶの大きさが違うことに、気づかせられます。
泥あそびは、子どもの頃に体験するたのしい遊びです。この絵本をみると、子どもたち誰もが、泥あそびを体験してみたくなります。
科学読物研究会 市川美代子