ミニトマトを半分になるように切り目を入れ、電子レンジで加熱すると、いなずまがビビッと出るのには本当にびっくりします。パソコンにラジオを近づけるとギギーッとすごいノイズ。パソコンから電波が出ていることを実感できます。
「ためしてごらん」と著者は訴えます。読者は本を読んで結果を知っているのに、そのとおりになるとワーッとかキャーとか声をあげてしまうのです。簡単にできる実験ばかりなので試してみるのも全然苦になりません。
「からだで知る」「物理の魅力」「気まぐれな流体」「ほんとに変なこと」「電子レンジのふしぎ」の5章で構成され、それぞれに4〜6つの実験が紹介してあります。「ほんとかな?」 から「ほんとうだー」の世界に誘ってくれる楽しい本です
科学読物研究会 森裕美子