「宇宙」と言って一番先に思い浮かぶことは何でしょう? 望遠鏡、地球、空、月、太陽、探査ロケットや宇宙ステーション、スペースシャトル・・・、子どもたちに聞くと、いろいろな答えが返ってきます。
この本は、宇宙飛行士の毛利衛さんが、スペースシャトルで宇宙に行って帰ってくるまでを、写真で紹介した絵本です。スペースシャトルから見たさまざまな表情の地球の姿や、無重力空間での宇宙飛行士たちの生活の様子が、わかりやすく解説されています。
また、上下左右も、重さも関係のない無重力空間での実験が紹介されています。特に4つのたのしい実験についてクイズが出されています。皆さんも宇宙にいったつもりになって、答えを考えてみませんか。
毛利さんが宇宙に行って一番感動したのは、私達が住んでいる星、地球の美しさだそうです。まるで、地球自体が一つの生き物のようにも感じたそうです。
宇宙や地球に興味を持つ「きっかけ」となる1冊です。
科学読物研究会 石黒 久美