磁石を使ったおもちゃは、くるくる回ったり、ぴょんと跳びはねたり、不思議で面白い動きをします。子どもたちは、動くおもちゃで遊ぶのが大好きです。そんなおもちゃを自分で作れたら、もっと楽しくなりますね。
この本は、重さや磁石で動くおもちゃを手作りする方法や作ったあとの遊び方を紹介しています。表紙やそれぞれのページは、子どもたちがわくわくするようなカラフルで見やすいつくりになっています。「びっくりネズミ」「おっとっとゾウのサーカス」など、おもちゃのネーミングも楽しさいっぱいです。
どのおもちゃも、子どもたちが自分で作ることができるように、身の回りにあるものを材料にして、簡単なことばと、見やすい図と写真を使って、作り方をわかりやすく説明しています。使う道具についても、本の最初に、その種類や使い方、使う時の注意について書かれています。また、遊び方や動く仕組みもポイントで解説されているので、作りながら、遊びながら、磁石のふしぎも確かめられることでしょう。
この本には、重さを利用した動くおもちゃが10種類、磁石を使った動くおもちゃが6種類、紹介されていますが、他にもシリーズで『うごくおもちゃをつくろう! とぶ!はねる!おもちゃ−ゴム・紙ばね−』『うごくおもちゃをつくろう! うかぶ!はしる!おもちゃ−空気・水−』があります。
科学読物研究会 古屋ちえり