10円玉と1円玉の間に“つば”を付けたティッシュッペーパーを挟むと電気が起きるんだって? 本当? みんなどう思う?
テスター<電流や電圧を測る器具>を買ってもらったあきらはいろいろなものを測ってみます。すると、10円玉と1円玉の間に電気が流れるではありませんか(電池1個の出来上がり)。砂糖水や塩水、酢、レモン、梅干しのすり潰しなどでも僅かに電流が流れ、同じものを3~5個重ねた“直列つなぎ”にすると更に強力になります。お父さんは「発光ダイオードなら、光らせることができるかも知れないよ!」と言います。
そこで、「1円玉と10円玉の電池」の、1円玉はそのまま、10円玉を50円玉、100円玉、500円玉と変えて試してみました。するとどれでも光りますが、1円玉の方を変えると光りません。どうして?さぁ、あきらの謎解きが始まります。みんなも、あきらと一緒に実験してみませんか?
おじいちゃんはお金を実験に使うのは良くないことなので、銅板や亜鉛、トタン板などを使うことをすすめます。フルーツ電池で発行ダイオードが光ると感激しますよ。最後のほうには、取り扱いに注意しなければならない薬品も使いますので、大人の人と一緒に実験してください。
科学読物研究会 瀬間幸子