なかなか見ることのできない動物たちの「て」をじっくり見ることができるのは、写真ならではです。
それにしても最初のページにはびっくりです。だれの手かな?子ども達にクイズに出してもすぐ当たってしまうと思われるわかりやすい動物です。そばに人の手があって大きさがわかります。
次のぺ—ジからも家畜、動物園の動物、ペットなど10種類を、まず手の写真、次にその手の持ち主の写真と簡単なプロフィールの紹介という形ですすめています。2種類の動物、ウマとウシ、イヌとネコなどを比べてるのも面白い。大人もよく知っているようでも、このように示されると間違いそうです。案外よく見ていなかったり、間違って覚えていたりするものです。子ども達と一緒にクイズに挑戦しても楽しいですね。
手に注目して動物を観察したり、その手の働きを考えるきっかけになることをねらいに作られた本です。
科学読物研究会 鈴木