私たちは、とてもたくさんの色に囲まれています。小学生の頃、図画の先生に「色がないものはないのだから全てのものに色をぬりましょうね。」と言われたことを今でもよく覚えています。
この本では、色って何だろう? 色はなぜあるのだろう? という基本的な疑問から始まって、光との関係は・・・? 色素って? 酸・アルカリ指示薬のお話、そして水溶液中のイオンのお話・・・など、少し難しい話まで、『やってみよう』『たしかめてみよう』と題して、楽しい実験を紹介しながら分かりやすく説明されています。
巻末の言葉より・・・「色が変わるからおもしろいな」だけで終わってはいけません。色が変わるのですから、物質になにかがおきたのです。「いったいそれはなんだろう?」と考えてみることがとてもたいせつです。・・・
『科学だいすき! なぜなぜ大発見 第8巻 花火はなぜいろいろな色が出るの? 株式会社学習研究社』の中にも、ほのおの色、花火の色、トンネルのなかのオレンジ色のライトについての項目があります。
科学読物研究会 伊藤一美