「電気図鑑」とありますが、楽しいイラストと実験でデンキ読み物としても楽しめます。小学3年生以上が対象となっていますが、大人にとっても面白く読み応えがあります。 『小学生からの電気図鑑』TDG電気指導会/著、佐伯英次/絵、オーム社、2022年7月、2000円+税 本書の主魚公ウナビリーは…
体の中から聞こえるドゥンドゥンドゥン。犬も猫も鳥もクマもクジラも、生き物はみんな体の中から心臓の音がします。それは、いのちの音です。身近な人や生き物、そして自分自身のいのちの音もすぐに確かめてみたくなるでしょう。(古屋ちえり) 『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』木坂涼/ぶん あべ弘士/…
数も形も大きさも様々なたまご。「たまごのなかでかくれんぼしてるあかちゃんはだあれ? 出ておいでよ」とよびかけてページをめくると、ぴっぴっ、にょろにょろ、よちよち、とあかちゃんたちが登場します。見開きいっぱいの巨大な卵から出てくるのはだあれ? (原田佐和子) 『たまごのあかちゃん』かんざわ…
こぎつねは、体を寄せ合い仲良くねんね。ライオンは、親子でねんねです。ゴリラやキリンなど、様々な動物たちの眠る姿が写真で紹介されています。穏やかな表情だけでなく、丸まったり、ぺたんこになったりと、ユーモラスで微笑ましい寝相にも注目です。 (八木わか菜) 『ねんね』さえぐさひろこ/文アリス館…
人喰いザメ「ジョーズ」の映画で有名なホホジロザメ「ホオジロサメ」の生態を描いた絵本です。オットセイに気づかれないように真下から一気に上昇して噛みつく場面は迫力満点です。 『ホホジロザメ』<福音館の科学シリーズ>沼口麻子/文、関俊一/絵、福音館書店、2022年6月、1800円+税 「ホオ…
タイトルの「もしも地球がひっくり返ったら」が、最初の「もしも」として登場します。地球の磁極が過去に何度も逆転していることや、千葉県にある地層が地磁気逆転の証拠として世界に認められ、地質年代区分に「チバニアン」が加えられたことなどが説明されているのだろうと思いながらページをめくると、「あらゆる〇〇が…
「森の宝石」とも呼ばれる変形菌(粘菌)。絵本などでも紹介され、その美しさと不思議さに驚かされます。まだまだその生態は謎がいっぱいだそうです。 講師の増井真那さんは、幼いころに変形菌に出会って以来、変形菌を愛し、一緒に住み、15年にわたり研究してこられました。テレビや著書などでご存じの方も多い…
9月は防災月間ですね。避難訓練が予定されている学校や職場も多いことでしょう。9月の例会は、昨年度まで防災科学技術研究所の総括主任研究員でいらしたDr.ナダレンジャー(納口 恭明)さんと助手のナダレンコ(罇 優子)さんをお迎えして、本当はこわーい自然災害のしくみを楽しく学びましょう。 手づく…
会員のご紹介で、国立研究開発法人海洋研究開発機構 (JAMSTEC)の地球環境部門海洋生物環境影響研究センター海洋プラスチック動態研究グループ、中嶋亮太グループリーダーを例会講師 としてお迎えします! JAMSTECは海が専門の研究開発機構です。有人潜水船「しんかい6500」に乗り込んで実際に海底…
子どもと科学よみもの 2023 年 8・9月号 目次 6月の科学あそび分科会「静岡市の未就学児への読み聞かせと科学あそびの会 実例」野呂さんの科学あそび「ペットボトルつぶし器で、簡易な減圧実験」「ストローてんびんをつくろう~小さなものにも重さがある~」辛抱強さが試され…