「2020年1月、チバニアンという時代が誕生した。はじめて日本の地名が地球の歴史に刻まれた瞬間だ」で始まるこの本は、「チバニアン」という名前が誕生するまでの物語です。 『チバニアン誕生』岡田誠/著 ポプラ社 2021年6月発行 1500円+税 チバニアンは訳すと「千葉時代」という意味で…
この本の著者は、トイレにウンコをする意味を真剣に考えた結果、「糞土師(ふんどし)」として40年以上ノグソを続けてきました。食べた命を自然に還すことにつながるからです。 『ウンコロジー入門』(偕成社、2020年)伊沢正名/著、偕成社、2020年1月、1500円+税 ノグソあとには様々な生…
この絵本は、明治初期から150年にわたる「谷戸のくらし」の変遷を描いたものです。1軒の農家を中心にすえ、15場面にわたってその日常が事細かく描きこまれています。モデルとなったのは、東京都多摩市にある多摩センター駅近辺。そこは、八王子市から町田市、川崎市に至る多摩丘陵と呼ばれる、谷戸(雑木林などに囲…
日本には45種類のサンショウウオが生息しているそうで、この本は全種類を写真で紹介しています。見返しに全45種類のサンショウウオが勢ぞろい、黒っぽいの、赤っぽいの、まだら模様のや、尾が平べったいのやら細いのやら、壮観です。もちろん国の特別天然記念物のオオサンショウウオも載っています。 『減り続…
大竹英洋さんは、ノースウッズを撮影場所とする写真家です。そこは、アメリカ、カナダの国境付近から北極圏にかけて広がる北米の湖水地方で、数え切れないほどの湖が存在し、北国特有の針葉樹やシラカバの混じった森があります。冬の寒さはマイナス30度が当たり前だとか。そして、ここを舞台に、子ども向け月刊誌「たく…
絶滅危惧種の数は、年々驚きの速さで増えていて、現在は全世界に37,400種以上と言われています。この本では、動物園などで見ることが多く、良く知っている30種の動物を取り上げています。子どもたちにも人気のあるジャイアントパンダ、トラ、シロクマなど、いなくなってしまったらいやだなと思う動物たちばかりで…
あまがえるりょこうしゃシリーズの第4弾。これまでもあまがえるりょこうしゃではトンボ池、空中探険、雪山探険といろいろな場所のツアーを企画しましたが、今回はなんと地中の世界です。 いつものようにペットボトルやひげそりのモーターで探険車ができあがり、案内はモグラ博士です。地上の世界しか知らないけど…
異常気象とか気候危機という言葉が連日のように聞こえてくる昨今ですが、そもそもどういうものを異常と言っているのでしょう。 本書ではまずお天気とか気候というものがどのようなものなのかというところから説明してくれています。寒さ暑さはどうして起きるのか、世界にはどんな気候があって、それはどうしてなの…
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