中高学年から楽しめる美しい写真・イラスト図鑑です。 『ビジュアル探検図鑑 小惑星・隕石 46億年の石』吉川真・藤井旭/監修、三品隆司/構成・文、岩崎書店、2023年7月、4800円+税 世界中で発見された隕石は、宇宙からきた小天体です。日本の隕石はもちろん、世界の代表的な隕石の写真は迫…
イワシ、サンマ、アジ、サバのくらしと一生を通して、魚がどういう生き物で海でどんな暮らしをしているのかを教えてくれる読み物です。 『身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アジ・サバのふしぎ』小泉光久/文、高山ケンタ/絵、河野博/監修、くもん出版、2012年4月、1300円+税 魚は、人間…
岩崎書店の〈よみきかせ いきものしゃしんえほん〉シリーズは、日本に生息する小さな生きものたちの誕生や成長の様子を記録した写真絵本です。表紙をめくると、見返しの2頁で、タイトルの生きものがどんな場所に生息しているのかが一目で分かります(モンシロチョウの場合は菜の花畑です)。その風景のほとんどが、失わ…
子どもと科学よみもの 2023 年 11月号 目次 9月例会「Dr.ナダレンジャーさんの自然災害科学実験教室」4年ぶりの実地開催!青少年のための科学の祭典9月の科学あそび分科会「1.科学あそびと絵本 2.情報交換」やりすぎ!読み聞かせ「ヘチマ」私好みの新刊「光るきのこ…
皆さんは「縄文時代」といえば、どんなイメージを持つでしょうか。縄文時代は約1万5千年前から、なんと1万3千年ほども続いたと言われています。その時代の遺跡から「縄」目の「文」様がある土器がたくさん発掘されるのが、縄文という名前の由来です。遺跡からは土器以外にも、土偶(土製の人形)やアクセサリーといっ…
地球の直径(およそ1万3千km)を1mmとしたとき、1ナノメートルは、大型のトラックくらいの大きさです。この本の著者である浜松医科大学の針山孝彦教授は、生き物の体の細かい形を生きたまま観察して、体の仕組みや役割を見ることで科学の研究に役立てたいと考えました。 『生き物たちが先生だ しくみをま…
語りかけるような真鍋先生の解説はわかりやすく、どのページにも大きなカラー写真やイラスト、図がいっぱいで、初めて恐竜の本を読む人から詳しい人まで楽しめる本です。真鍋博士がWebと対面で実施した子ども向けの6回の連続講座がもとになっていますが、この本の読み手が真鍋先生と一緒に、本の中で学び、自分で発見…
埼玉県の“へそ”ってどこでしょう。正解は、東松山! 東松山市から最近暑い町で有名になった鳩山町にかけて広がる岩殿丘陵で7年ぶりの例会です。岩殿丘陵は、1500~1000万年前の海底に堆積した地層からできています。丘陵を歩きながら地層を観察し、1000万年前の奥田タフ(火山灰層)から珍しい火山豆石(…
物語は約46億年前、宇宙に地球が誕生したところから始まります。それから長い時間をかけて地球に海ができ、海の中に目に見えないほどの小さな生き物が現れたのはみなさんもご存知のことでしょう。しかし、「骨」があることは当たり前ではなかったようです。一体、海のどのような環境が魚たちに「骨」をもたらし、海を離…
子どもと科学よみもの 2023 年 10月号 目次 7月例会「文一総合出版訪問」8月Web例会「海洋プラスチック汚染の今を知ろう」7月の科学あそび分科会「野呂さんの楽しい工作教室」野呂さんの科学あそび算数マジック「残ったのは赤カードですね」くらべ読みの会 2・4・5・…