地球の約400km上空を、一周90分の猛スピードで回る、重さ450t、サッカー場ほどの巨大な人工衛星は?そう、国際宇宙ステーション(ISS)です。世界の国々が力を合わせる中で、日本は、「きぼう」という名の身軽な服装ですごせる実験室を作りました。今年、土井、星出宇宙飛行士らによって、スペースシャトル…
日本が作った世界最大の望遠鏡がハワイにあります。赤い眼を持つ おうし座に見られる星団と同じ名を持つ「すばる」です。みなさんもきっと、おわん型ではない円柱の最新型ドームを、テレビや新聞で見たことがあるでしょう。宇宙の果てまで見たい、という思いで作られたすばる望遠鏡は、昨年128億光年もの彼方からの光…
「宇宙」と言って一番先に思い浮かぶことは何でしょう? 望遠鏡、地球、空、月、太陽、探査ロケットや宇宙ステーション、スペースシャトル・・・、子どもたちに聞くと、いろいろな答えが返ってきます。 宇宙をみたよ!毛利衛 監修/ 松田素子 文偕成社 ; ISBN978-4-03-534030-0/C…
今年の冬は、暖冬でしたね。本当に寒いと思った日はほとんどなく、2月から平地では蝶が舞っていました。地球の反対側のオーストラリアでは47度もの酷暑で、山林火災が発生して多くの被害が出ています。やっぱり地球は温暖化しているのか、それはどうしてなのか・・・そんなことを知りたくて、環境問題を、地球の仕組み…
何千万年も何億年も時を越えて来た「化石」。方解石化(ほうかいせきか)したアンモナイトの化石を手に取ってみるとずっしりと重くて、ひんやりと冷たく、そして、美しい。この化石は、生きていた時のかたちのままに石に置きかわっています。そのおかげで、私たちは、大昔のアンモナイトの姿を見ることが出来るのです。 …
太陽が私たち地球上の生き物にとって、どれほどなくてはならないものなのかを実感する本です。「わたしは太陽。きん色にもえる星…」と太陽が一人称で静かに深く語りかけてきます。 海のひかりモリー・バング&ペニー・チザム/作 さくまゆみこ/訳評論社 ; ISBN978-4-566-00170-1(20…
宇宙飛行士の若田光一さんが宇宙を目指すきっかけとなったのは、アポロ11号だった。1969年にアポロ11号が月面に着陸する様子を生中継で見ていたのだ。当時5歳だった若田少年は、宇宙への憧れを心に秘め、成長していく。 宇宙がきみを待っている若田光一,岡田茂/著汐文社;ISBN978-4-8113…
国際宇宙ステーション(ISS)で日本人初の船長を務め、先日(2014年5月14日)地球に帰還した宇宙飛行士の若田光一さん。この本は、その若田さんが2009年にISSで行った実験を紹介するDVD付きの本です。 宇宙飛行士の若田さんと学ぶ おもしろ宇宙実験日経ナショナル ジオグラフィック社/編、…
中谷宇吉郎という実験物理学者の名前を聞いたことがありますか。中谷博士は、1930年に北海道大学で仕事をするようになってから、1962年に61歳でなくなるまで、雪や氷の研究を続け、世界で初めて、雪の結晶を人工的につくることに成功しました。この本は、博士が生涯に30冊以上出版したエッセイ集の中から、中…
降ってくる雪を虫眼鏡でのぞいてみると、結晶が見えます。この美しくいろいろな形の結晶はどのようにしてできるのでしょうか。 雪の結晶ノートマーク・カッシーノ作 ジョン・ネルソン作/千葉茂樹訳あすなろ書房 ;ISBN978-4-7515-2530-2(2009年11月) 風に吹かれて舞い上…