「うえ向いてはえろ」と唱えながら乳歯を放り投げたことありませんか。これは日本のならわしですね。世界には実にさまざまな風習があります。たとえば、コスタリカでは抜けた歯を金メッキしてイヤリングにしたり、チリでは金や銀の鎖をつけてペンダントにしたり。アメリカのナバホの人々は、歯を持って南東に歩いていって…
「感染症」について、しっかりとていねいに書かれた本です。対象は中学生以上で すが、大人のための入門書になります。新型コロナウイルスの流行に合わせて重版さ れました。 『人類 vs 感染症』岩波ジュニア新書491 岡田晴恵/著 岩波書店 2004年12月 ウイルスや細菌による感染症は、紀…
「ウイルス」について、順を追って説明してくれます。小学校高学年の子どもが読んでわかるように、文字にはルビがあり、カラーの大きなイラストが理解を助けてくれます。 『のぞいてみようウイルス・細菌・真菌図鑑1 小さくてふしぎなウイルスのひみつ』 北元憲利/著、ミネルヴァ書房 2014年…
生物全般・恐竜・怪獣に詳しく、多くの恐竜展の監修も務めてきた著者ドクタートミーこと富田京一氏が、分かりやすく最新の恐竜学を解説したこの本は、全漢字ルビ付きで、本文はもちろん、余白の一行恐竜豆知識など、隅々まで楽しめる本です。 『ワンダーサイエンスそうだったのか!初耳恐竜学』<ビック・コロタン…
たくさんの手のかたちが何重にも重なった、洞窟壁画をご存じでしょうか?山田英春さんは、2016 年 7 月号の「月刊たくさんのふしぎ」で「四万年の絵」を刊行されましたよ。 山田 英春氏 この本は、オーストラリアのアボリジニの人たちが、気が遠くなるような長い年月の間、何世代にもわたって絵の…
「1円玉は電気をとおすか?」「コンセントと LED 電球、電池と豆電球、この2 つの回路をつなげると、どちらの電球がつくか?」さあ、あなたならどうなると思いますか? 『電気のとおり道 回路とスイッチ』いたずら博士の科学だいすき1-2板倉聖宣・井藤伸比古 著/小峰書店/2013 年 4 月 …
スィッチをおせばパッと電灯がついて明るくなります。電気があるということは、今の生活では、空気がそこにあるのと同じくらい当たり前のこととなっていますが、最近の災害での停電被害などを見聞きするにつけ、あらためて、電気が各家庭にひかれているということが、どんなに素晴らしい科学技術の進歩の賜物であるかを実…
真っ黒な太い線と鮮やかな色で迫力いっぱいの絵本。「ゆび いれたら あかん ビリビリ」と関西弁でテンポよく、電気が日常生活のさまざまな場面で 24 時間使われ続けていることを伝えてくれます。 『でんきのビリビリ』こしだミカ/さく・えそうえん社/2015 年 7 月 幼い子どもにとって、目…
目には見えない電気の存在をいくつかの実験で確かめながら、電気の本質に迫る本です。たとえば、ストローをティッシュペーパーでこすったり、アクリル定規を髪の毛でこすったりすると、静電気が生まれます。なぜ静電気が生まれるのか。それは、物を作っている原子の中にあるマイナスの電子が、ティッシュペーパーからスト…
科学読物研究会の過去の例会記録はこちらをご覧ください。 …