たくさんの手のかたちが何重にも重なった、洞窟壁画をご存じでしょうか?山田英春さんは、2016 年 7 月号の「月刊たくさんのふしぎ」で「四万年の絵」を刊行されましたよ。 山田 英春氏 この本は、オーストラリアのアボリジニの人たちが、気が遠くなるような長い年月の間、何世代にもわたって絵の…
「1円玉は電気をとおすか?」「コンセントと LED 電球、電池と豆電球、この2 つの回路をつなげると、どちらの電球がつくか?」さあ、あなたならどうなると思いますか? 『電気のとおり道 回路とスイッチ』いたずら博士の科学だいすき1-2板倉聖宣・井藤伸比古 著/小峰書店/2013 年 4 月 …
スィッチをおせばパッと電灯がついて明るくなります。電気があるということは、今の生活では、空気がそこにあるのと同じくらい当たり前のこととなっていますが、最近の災害での停電被害などを見聞きするにつけ、あらためて、電気が各家庭にひかれているということが、どんなに素晴らしい科学技術の進歩の賜物であるかを実…
真っ黒な太い線と鮮やかな色で迫力いっぱいの絵本。「ゆび いれたら あかん ビリビリ」と関西弁でテンポよく、電気が日常生活のさまざまな場面で 24 時間使われ続けていることを伝えてくれます。 『でんきのビリビリ』こしだミカ/さく・えそうえん社/2015 年 7 月 幼い子どもにとって、目…
目には見えない電気の存在をいくつかの実験で確かめながら、電気の本質に迫る本です。たとえば、ストローをティッシュペーパーでこすったり、アクリル定規を髪の毛でこすったりすると、静電気が生まれます。なぜ静電気が生まれるのか。それは、物を作っている原子の中にあるマイナスの電子が、ティッシュペーパーからスト…
科学読物研究会の過去の例会記録はこちらをご覧ください。 …
この本は、「光とはなにか」「なぜ光は速いのか」などの基礎から、光学の世界の最先端の情報まで、非常に広範な話題を、スタートレックやハリーポッターなどのSF小説に登場する技術と対比しながら解説している本です。 特に、音に関心があるSF好きにお薦めの一冊です。 『遅い光と魔法の透明マント』シドニー…
月の写真がたっぷり紹介されている本です。写真は美しくインパクトがあり、新たな 発見ができます。3ページから69ページまで、ページの右隅には新月から次の新月までの写真が載っていて、パラパラめくれば月の満ち欠けがきれいに現れます。また、本の中ほどにある折りたたまれたページを広げると、月の表と裏の写真が…
この本は、小学校の理科室でもおなじみのビーカーや試験管から、大学や企業の研究室にあるような、あまり一般の人には知られていないものまで、130を超える実験器具達が、キャラクターになって登場する、その名のとおり「ゆかいな実験器具図鑑」です。器具のひとつひとつに、<ビーカーくん>や<シャーレ男爵>といっ…
1本のろうそくを手に語り始めるマイケル・ファラデー。その講演録である『ロウソクの科学』を座右の書にされている方も多いと思います。6日間に及ぶその内容は、興味深い実験を次々に見せながら観衆をひきつけていきました。当たり前と思うことも実際に実験してみることで驚きと疑問がうまれ、さらに実験をかさねて・・…