わたしたちは1日何回着替えるでしょう。1回?2回?赤ちゃんなら10回?季節や時間によっていろいろな服を着てすごしています。服は布からできていて、布は糸からできています。ではその糸はなにからできているのかというと「繊維」です。この絵本では洋服についているタグをヒントに繊維の素材について知識を深めてい…
水面から立ち上る霧に朝日が当たり、真っ赤に染まった湖面。その中に浮かびあがる羽を広げたシルエット。幻想的な写真からこの本は始まります。 『ハクチョウ』竹田津実/文・写真、アリス館、2007年2月、1400円+税 著者の竹田津実さんは九州の出身。獣医師として北海道に赴任し、キタキツネや北…
「電気図鑑」とありますが、楽しいイラストと実験でデンキ読み物としても楽しめます。小学3年生以上が対象となっていますが、大人にとっても面白く読み応えがあります。 『小学生からの電気図鑑』TDG電気指導会/著、佐伯英次/絵、オーム社、2022年7月、2000円+税 本書の主魚公ウナビリーは…
人喰いザメ「ジョーズ」の映画で有名なホホジロザメ「ホオジロサメ」の生態を描いた絵本です。オットセイに気づかれないように真下から一気に上昇して噛みつく場面は迫力満点です。 『ホホジロザメ』<福音館の科学シリーズ>沼口麻子/文、関俊一/絵、福音館書店、2022年6月、1800円+税 「ホオ…
タイトルの「もしも地球がひっくり返ったら」が、最初の「もしも」として登場します。地球の磁極が過去に何度も逆転していることや、千葉県にある地層が地磁気逆転の証拠として世界に認められ、地質年代区分に「チバニアン」が加えられたことなどが説明されているのだろうと思いながらページをめくると、「あらゆる〇〇が…
子どもと科学よみもの 2023 年 8・9月号 目次 6月の科学あそび分科会「静岡市の未就学児への読み聞かせと科学あそびの会 実例」野呂さんの科学あそび「ペットボトルつぶし器で、簡易な減圧実験」「ストローてんびんをつくろう~小さなものにも重さがある~」辛抱強さが試され…
子どもと科学よみもの 2023 年 7月号 目次 5月例会「春爛漫、生きものたちは大騒ぎ!」5月の科学あそび分科会「温度であそぼう~ガリレオの温度計をつくろう~」3月のオーロラの会『SDGsは地理で学べ』野呂さんの科学あそび「簡易な静電気工作~静電気モーターと踊るスチ…
子どもと科学よみもの 2023 年 6月号 目次 4月例会「市川市動植物園を楽しもう!」私好みの新刊『鳥は恐竜だった 鳥の巣からみた進化の物語』『人類の物語 ヒトはこうして地球の支配者になった』3月の科学あそび分科会「うがい薬で実験しよう!」4月の科学あそび分科会「静…
子どもと科学よみもの 2023 年 5月号 目次 2023年科学読物研究会総会個人情報保護方針(案)に関する意見募集寄贈本リスト寄贈本お分けしますこの本読みましたか?①『見て楽しむ数のふしぎショートストーリー200』『身の回りにあるノーベル賞がよくわかる本』2月の科学あそび分…
私は小学校で理科を子どもたちに教えています。時々、授業で白衣を着ると子どもたちは「先生、科学者みたいだね。」と喜んでくれます。また、フラスコなどのガラス器具の実験も子どもたちが喜びます。それらの器具を使う時、子どもたちは「科学者になったみたいで楽しい」と言います。どうやら子どもたちの科学者のイメー…