子どもと科学よみもの 2023 年 11月号 目次 9月例会「Dr.ナダレンジャーさんの自然災害科学実験教室」4年ぶりの実地開催!青少年のための科学の祭典9月の科学あそび分科会「1.科学あそびと絵本 2.情報交換」やりすぎ!読み聞かせ「ヘチマ」私好みの新刊「光るきのこ…
皆さんは「縄文時代」といえば、どんなイメージを持つでしょうか。縄文時代は約1万5千年前から、なんと1万3千年ほども続いたと言われています。その時代の遺跡から「縄」目の「文」様がある土器がたくさん発掘されるのが、縄文という名前の由来です。遺跡からは土器以外にも、土偶(土製の人形)やアクセサリーといっ…
地球の直径(およそ1万3千km)を1mmとしたとき、1ナノメートルは、大型のトラックくらいの大きさです。この本の著者である浜松医科大学の針山孝彦教授は、生き物の体の細かい形を生きたまま観察して、体の仕組みや役割を見ることで科学の研究に役立てたいと考えました。 『生き物たちが先生だ しくみをま…
語りかけるような真鍋先生の解説はわかりやすく、どのページにも大きなカラー写真やイラスト、図がいっぱいで、初めて恐竜の本を読む人から詳しい人まで楽しめる本です。真鍋博士がWebと対面で実施した子ども向けの6回の連続講座がもとになっていますが、この本の読み手が真鍋先生と一緒に、本の中で学び、自分で発見…
物語は約46億年前、宇宙に地球が誕生したところから始まります。それから長い時間をかけて地球に海ができ、海の中に目に見えないほどの小さな生き物が現れたのはみなさんもご存知のことでしょう。しかし、「骨」があることは当たり前ではなかったようです。一体、海のどのような環境が魚たちに「骨」をもたらし、海を離…
子どもと科学よみもの 2023 年 10月号 目次 7月例会「文一総合出版訪問」8月Web例会「海洋プラスチック汚染の今を知ろう」7月の科学あそび分科会「野呂さんの楽しい工作教室」野呂さんの科学あそび算数マジック「残ったのは赤カードですね」くらべ読みの会 2・4・5・…
わたしたちは1日何回着替えるでしょう。1回?2回?赤ちゃんなら10回?季節や時間によっていろいろな服を着てすごしています。服は布からできていて、布は糸からできています。ではその糸はなにからできているのかというと「繊維」です。この絵本では洋服についているタグをヒントに繊維の素材について知識を深めてい…
水面から立ち上る霧に朝日が当たり、真っ赤に染まった湖面。その中に浮かびあがる羽を広げたシルエット。幻想的な写真からこの本は始まります。 『ハクチョウ』竹田津実/文・写真、アリス館、2007年2月、1400円+税 著者の竹田津実さんは九州の出身。獣医師として北海道に赴任し、キタキツネや北…
「電気図鑑」とありますが、楽しいイラストと実験でデンキ読み物としても楽しめます。小学3年生以上が対象となっていますが、大人にとっても面白く読み応えがあります。 『小学生からの電気図鑑』TDG電気指導会/著、佐伯英次/絵、オーム社、2022年7月、2000円+税 本書の主魚公ウナビリーは…
人喰いザメ「ジョーズ」の映画で有名なホホジロザメ「ホオジロサメ」の生態を描いた絵本です。オットセイに気づかれないように真下から一気に上昇して噛みつく場面は迫力満点です。 『ホホジロザメ』<福音館の科学シリーズ>沼口麻子/文、関俊一/絵、福音館書店、2022年6月、1800円+税 「ホオ…