「1円玉は電気をとおすか?」「コンセントと LED 電球、電池と豆電球、この2 つの回路をつなげると、どちらの電球がつくか?」さあ、あなたならどうなると思いますか? 『電気のとおり道 回路とスイッチ』いたずら博士の科学だいすき1-2板倉聖宣・井藤伸比古 著/小峰書店/2013 年 4 月 …
目には見えない電気の存在をいくつかの実験で確かめながら、電気の本質に迫る本です。たとえば、ストローをティッシュペーパーでこすったり、アクリル定規を髪の毛でこすったりすると、静電気が生まれます。なぜ静電気が生まれるのか。それは、物を作っている原子の中にあるマイナスの電子が、ティッシュペーパーからスト…
「この世のものはすべて原子からできている!」という話をクラスで子どもたちにすると、「えーじゃあ、机も?教室も?学校も?日本も?地球も?宇宙も?」とどんどん想像を広げていきます。その質問すべてに「そうだよ!」と答えると目をまん丸にして「すげー!」 もしも原子がみえたなら新版 いたずらはかせのか…
そろそろ気候が暖かくなってくると、今日の気温は何度位かな——そんなとき、にいつもお世話になるのが温度計。温度計の原理はそう難しくないので、大体想像がつくでしょう。 でも、本書の冒頭の「巨大な空気温計」にはびっくり!フラスコにガラス管をつきさして、管の中にゼリーを詰めたというだけの実に簡単な実験な…
この本は、小学校の理科室でもおなじみのビーカーや試験管から、大学や企業の研究室にあるような、あまり一般の人には知られていないものまで、130を超える実験器具達が、キャラクターになって登場する、その名のとおり「ゆかいな実験器具図鑑」です。器具のひとつひとつに、<ビーカーくん>や<シャーレ男爵>といっ…
1本のろうそくを手に語り始めるマイケル・ファラデー。その講演録である『ロウソクの科学』を座右の書にされている方も多いと思います。6日間に及ぶその内容は、興味深い実験を次々に見せながら観衆をひきつけていきました。当たり前と思うことも実際に実験してみることで驚きと疑問がうまれ、さらに実験をかさねて・・…
まず、序章で身の回りにある磁石を使った製品の紹介から始まります。家の中、街の中、それぞれに便利に使っているものの多くに磁石が使われていることがわかります。続いて磁石の基礎知識について書かれた第1章では、磁石の性質や、種類についてはもちろんのこと、古来、鉄を引き付ける不思議な石として知られていたこと…
この「科学キャラクター図鑑」のシリーズは全15巻で、化学、物理、生物、数学、宇宙、地学などの分野ごとに、用語や情報を表すキャラクターが次々に登場して自己紹介をします。どのキャラクターもユーモアたっぷりに自分の特徴を自慢するので読んで楽しいばかりでなく、その特徴をよくあらわしているキャラクターのイラ…
今の世の中には118種類もの元素があるの?まずこの本のタイトルを見たときに思ったことです。昔習ったときには、天然の元素のウラン(原子番号92)まで、そのほかには長崎に落とされた原爆のプルトニウム(原子番号94)くらいでした、いつのまに10種類以上も増えていたのでしょう。 『ぜんぶわかる118…
キュリー夫人といえば夫のピエールとの放射性物質の研究で夫妻でのノーベル賞受賞で有名で、颯爽とした勤勉な女性科学者というイメージがあるかもしれません。でも家庭では、母として二人の娘達の成長に合わせた学びの機会を与えました。数学の才にも恵まれた姉のイレーヌは科学者としての道を歩み、のちにノーベル賞を受…