たとえばアンドロメダ銀河や太陽系の惑星など、カラーの美しい画像を見ることはできますが、それらはみな「切り取った」部分です。宇宙はあまりにも大きすぎます。ところがここになんと130億年の彼方の宇宙まで見せる「宇宙の地図」が誕生しました。 宇宙の地図観山正見・小久保英一郎/著朝日新聞出版 ; I…
台所や食卓、八百屋やスーパーにある野菜を観察して作った本です。本をあけると、右頁にちょっと不思議だけれど、美しい写真が出てきます。イチゴやシイタケなどの断面だったり、一部分を拡大したり、よく見て考えないと、すぐには何の写真かわかりません。次の頁を開くと、全体の形、畑での様子などの説明や、関連した俳…
キュリー夫人といえば夫のピエールとの放射性物質の研究で夫妻でのノーベル賞受賞で有名で、颯爽とした勤勉な女性科学者というイメージがあるかもしれません。でも家庭では、母として二人の娘達の成長に合わせた学びの機会を与えました。数学の才にも恵まれた姉のイレーヌは科学者としての道を歩み、のちにノーベル賞を受…
「冒険」という言葉をきくだけでワクワクしませんか?子どものころの秘密基地づくりや 目的地を決めず一人でサイクリングしたことなどある人もいるでしょう。この本は野外で楽しむために必要な技術・知識など基本を具体的に説明した本です。小学生にわかるよう親しみやすいイラストで詳しく書かれています。 冒険…
この本は、マジックの初心者向けの解説書です。とてもわかりやすく書かれていてます。訳者の角矢さんは「小学生以上の方を対象にしています」と述べていますが、漢字にふりがながないので、中学生以上を対象にしていると訂正すべきでしょうか。 大魔法使いアラカザール マジックの秘密アラン・ゾラ・クロンゼック…
神戸新聞日曜版に2000年から連載中の「理科の散歩道」。その中から化学の基礎になる話題90を選んでまとめた本です。ちょうど見開き一項目の読み切りスタイルで、最初から順を追っても、気になる項目を先に選んでも楽しく読み進められます。さらに、それぞれの話題には小中高校生の描いたイラストも配置されていて、…
この本は、絵本仕立てで、小学校の高学年以上を読者対象として、企画、制作されている本であろうと推定することができるものです。全体的には、この本にはとてもいい印象を受けました。著者である杉原さんの誠実な人柄を感じさせてくれる内容になっているからです。 「だまし絵」の描き方の図解入りの説明や、コピ…
量子論って面白いらしいと人から聞いて最初に読んだのがこの本です。どのページもカラーでダイナミックなイラストで書かれ、説明は短くまとめられています。しかも物理学を全く知らない人でもわかるようにやさしく書かれているのでとても読みやすいのです。 みるみる理解できる量子論Newton別冊シリーズ和田…
かくし絵、さかさ絵、動く絵、ありえない絵。1ページごとに出てくるいろいろなだまし絵はぜんぶで22種類。おーう!すごい!とページをめくるごとに子どもとびっくりしながら楽しむことができました。 だまし絵サーカスウォーレス・エドワーズ (著), 神戸 万知 (翻訳)講談社 ; ISBN: 978-…
量子論の本をもっと読んでみたいとか、読んでみたけどよくわからなかった、という人におすすめの本です。 「量子論」を楽しむ本PHP文庫佐藤勝彦 監修PHP ; ISBN978-4-569-57390-8 (2000/04) 冒頭にはアインシュタインとボーアと猫が登場します。3人(2人と1匹…