スィッチをおせばパッと電灯がついて明るくなります。電気があるということは、今の生活では、空気がそこにあるのと同じくらい当たり前のこととなっていますが、最近の災害での停電被害などを見聞きするにつけ、あらためて、電気が各家庭にひかれているということが、どんなに素晴らしい科学技術の進歩の賜物であるかを実…
真っ黒な太い線と鮮やかな色で迫力いっぱいの絵本。「ゆび いれたら あかん ビリビリ」と関西弁でテンポよく、電気が日常生活のさまざまな場面で 24 時間使われ続けていることを伝えてくれます。 『でんきのビリビリ』こしだミカ/さく・えそうえん社/2015 年 7 月 幼い子どもにとって、目…
目には見えない電気の存在をいくつかの実験で確かめながら、電気の本質に迫る本です。たとえば、ストローをティッシュペーパーでこすったり、アクリル定規を髪の毛でこすったりすると、静電気が生まれます。なぜ静電気が生まれるのか。それは、物を作っている原子の中にあるマイナスの電子が、ティッシュペーパーからスト…
◉1冊目『ゆきふふふ』 『ゆきふふふ』東直子/さく 木内達朗/え くもん出版 2010年 本体価格 800円 ふわふわ、ふふふ、しゅわん、じゅわじゅわ、やさしく降ってくる雪、解けていく雪をはずむ言葉でつたえる。 ★雪ならこの本も 『ゆきゆきゆき』たむらしげる/さく 福音館書…
◉1冊目『しめかざり』 『しめかざり』 森須磨子/文・絵 福音館書店 2010年 1300円 なぜお正月にしめかざりを飾るのか、どんなわらで作るのか、しめかざりに使う縄とふつうの縄はどこが違うのか? こうした疑問に、わかりやすい絵と簡潔な文ですっきりと答えてくれる。 北海道から沖…
◉1冊目『せかいのひとびと』 『せかいのひとびと』ピーター・スピアー/えとぶん 松川真弓/やく 評論社 1982年 1500円 世界には実に様々な人々の暮らしがある。体つきも文字も好きな遊びも違う。幸せな人も、意地悪な人も、物乞いも、お金持ちも、ページをめくるごとにぎっしりと描きこまれ…
「この世のものはすべて原子からできている!」という話をクラスで子どもたちにすると、「えーじゃあ、机も?教室も?学校も?日本も?地球も?宇宙も?」とどんどん想像を広げていきます。その質問すべてに「そうだよ!」と答えると目をまん丸にして「すげー!」 もしも原子がみえたなら新版 いたずらはかせのか…
そろそろ気候が暖かくなってくると、今日の気温は何度位かな——そんなとき、にいつもお世話になるのが温度計。温度計の原理はそう難しくないので、大体想像がつくでしょう。 でも、本書の冒頭の「巨大な空気温計」にはびっくり!フラスコにガラス管をつきさして、管の中にゼリーを詰めたというだけの実に簡単な実験な…
◉1冊目『どんぐりかいぎ』 「どんぐりかいぎ」かがくのとも絵本 こうやすすむ/文 片山健/絵 福音館書店 2012年 本体価格900円 最近、クマが人里近くまで来て人に被害を与えるというニュースをよく聞く。山に食べものが少なくなってきたことが原因の一つと考えられている。そこでヘリコプタ…
この本は、「光とはなにか」「なぜ光は速いのか」などの基礎から、光学の世界の最先端の情報まで、非常に広範な話題を、スタートレックやハリーポッターなどのSF小説に登場する技術と対比しながら解説している本です。 特に、音に関心があるSF好きにお薦めの一冊です。 『遅い光と魔法の透明マント』シドニー…