公園のどろば。裸足で、ずぶずぶ、ずぶずぶと入って、泥だらけ。泥のしぶきが飛んでくるようです。海辺の砂浜。砂を集めてつくった、大きな怪獣やクジラや車は、乗っかっても平気です。粘土に水をまぜてこねると、自分のすきな小さなものや、みんなと力を合わせて、大きなヘビをつくったりもできます。 どろあそび…
この本は、1973年に岩崎書店から「少年少女歴史小説シリーズ」の一冊として出版されました。長く絶版になっていましたが、2006年にちくま学芸文庫から復刊された本です。歴史小説ですから、普段紹介する本とは、少し趣が違うかと思います。が、この本は数学教育界で受け入れられた本でもあるそうです。 算…
なかなか見ることのできない動物たちの「て」をじっくり見ることができるのは、写真ならではです。 どうぶつのてみんなで実験 楽しく科学あそび(リトル・サイエンス) 6文=山下恵子、写真=関戸 勇偕成社 ; ISBN: 4-03-339260-2/; (2006/03) それにしても最初のペ…
楽しく読める〈酸素の発見物語〉である。一般に原子分子の話は,目に見えない世界を語るだけに初めて学ぶ者にとってはなかなか理解しにくい。しかし,〈酸素〉は,私たちの生活に一番密着した原子である。この本は,〈燃焼〉という現象から〈酸素の存在〉をときあかしていった科学者の長い長い発見物語である。 酸…
ドライアイスの上に金属スプーンをのせると、いい音がします。ドライアイスのかけらを、にぎりしめないで、両手でお手玉のようにもちかえると、手で持っても大丈夫です。 手で、かけらを机の上にすべらせると、スーッとよくすべります。炭酸の入らないジュースに、くだいたドライアイスを入れてかきまぜると、シャ…
私たちが何かを学習し、習得しようとする時のプロセスには、「わかる」(理解する)、「練習する」、「できる」の3つの段階があります。学校において、しばしば、「わかる」の段階を駆け足で通り過ぎたり、はしょってしまったり、そして、いきなり、「練習」が始まり、早く「できる」ようになれとしりを叩かれ(指導され…
わたしたちは衝突というとどうしても瞬間的な衝突である事故などを想像する。しかし、〈衝突現象〉ごく身近な運動である。この本では、その身近な衝突現象について楽しい話題をいくつも提供している。この本に出てくる題材は家庭や公民館などでも簡単に実験できるものばかりである。この本をもとに、子どもたちと身近な物…
一生のほとんどを土の中で過ごすセミたちは、ある夏の日に地上に出てきてやっと大人になります。アメリカにいる素数ゼミと呼ばれているセミたちは13年間、あるいは別の地域では17年間もの長い間、土の中でその日が来るのをじっと待っているのです。でも、セミはどうやって13や17という数字を覚えているのでしょう…
この本の構成は、ゴムの主な4種類の性質について、実験から解説という流れになっています。実験好きの小学校2年生の娘と読みながら実験してみました。 ごむのじっけんかがくのとも加古里子/さく福音館書店 ; (1971/9/1) 「じっけん1」はごむのくせ1「のびたり、ちぢんだりする」。マッチ…
相対性理論のたいていの解説本は、できるだけ数式を使わないようにしています。読めばわかる、ように配慮されているのです。ところがそのために、同じような相対性理論の本を何冊読んでも、式の部分はもやもやのままです。自分がちゃんと理解できているのかどうかもあやしくなってしまいます。 相対性理論の式を導…