この本の、はじめにの所に著者の方の願いが2つ書かれています。1つはこの本を読むことをきっかけとして、自分で月や太陽を調べてほしい、2つめは将来宇宙人と交信する時代になったら、地球と月と太陽について宇宙人にくわしく語れるようになってほしい。この2つの願いを我々読者が達成できるように、太陽と月のことが…
月のクレーターには、おもに有名な科学者の名前がつけられていますがそのなかに、アサダという名前のものがあることは知っていますか?名前がつけられた麻田剛立は、江戸時代の医者兼天文学者です。 月のえくぼを見た男鹿毛 敏夫著 関屋 敏隆画くもん出版 ; ISBN: 4-7743-1391-2 ; (…
この本には、まず月のもようのことが書かれています。月のもようは、人によって見え方は色々でしょう。国によっても見え方が違うのはよく言われることです。なにが、月のもようを作っているのか、この本を見るとよくわかります。 月のふしぎえほん大藪健一/文、常永美弥/絵PHP研究所 ; ISBN: 978…
5月の金環日食、6月の金星の太陽面通過は記憶に新しいですが、今年は驚くほど多くの天体現象が見られます。その中でも7月15日に木星が月に隠される「木星食」、8月には金星が月に隠される「金星食」が見られます。 月についてどのくらい知っていますか。地球から月までの距離は約38万キロメートル。時速3…
月が地球より小さくて、地球のまわりを回っているなんてあたりまえ、そんなこと誰でも知っているよ!と思っていたらとんでもありません。月は地球より大きいと思っている子どもが意外に多いのです。明るく輝く満月を大きいなあと感じているのでしょう。そういう子ども達と一緒に月食を観察して、地球の影の大きさを確かめ…
この本を開くと、お話は海辺の様子から始まります。月とどのように海が関わっているのかを考えながら、読み進めると、潮の満ち引きと月の力が関わっていることがわかります。潮の満ち引きが起きるのは、月と地球の間に引っ張り合う力があるからだということを、絵を入れて丁寧に説明されています。その説明の最後には、潮…
表紙には、ひとかたまりに盛られたカラフルな粉が、いくつも整然と並んでいる。まるで化粧品のアイシャドウやファンデーションの原料のようだ。どれもすべて、日本各地でとれた土。黄緑色や水色、うす紫色やピンク色の粉も本当に自然の土なのだ。 土のコレクションふしぎコレクション3栗田宏一/著フレーベル館 …
表紙の絵は、未来の月の様子を描いたものです。早ければ小学生の子どもたちが大人になる20年後、遅くとも孫の代になる50年後に実現すると作者は説明します。 この本は、月に基地や工場はなぜ必要なのか、21世紀の真っただ中を生きていく子どもたちに、宇宙開発の必要性と、月をその足掛かりとする意味につい…
岩波ジュニア新書というと、自分の好きな分野ならまだしも、ちょっとむずかしくて、とっつきにくいなぁ、と思っている方はいませんか?この本は開けてみると、まずびっくり!(うれしい?)マンガです。 カラー版 宇宙に行くニャ!岩波ジュニア新書 山田ふしぎ著岩波書店 ; ISBN4-00-50053…
国立天文台「すばる望遠鏡」を知っていますか? 世界最大級の天体望遠鏡で、ハワイ島のマウナケア山の山頂にあります。最高の技術を集めた「すばる望遠鏡」を使うと、人間の目では絶対に見ることができないような、かすかな星の光を集めて、今までだれも見たことのない宇宙のすがたをとらえることができるのです。 …