この本は、校庭の片隅の草むらを、1年間「定点観測」した絵本です。春になると、校庭の片隅にもタンポポが咲き、モンシロチョウが飛んできます。さまざまな草がはえて草むらになるころ、タンポポは綿毛となり、カマキリが生まれ、トカゲが現れます。アリやチョウ、トンボやカエルなど、69種類もの生き物たちが季節を追…
まっくらやみだからこそ、見えてくるいろいろなこと・・いつものお菓子や飲み物は、暗闇で味わうと、あれれ、いつもとちょっと違う。お父さんやお母さんの化粧品のにおいも、こんなに強かったのかな。この絵本のように暗闇にいったら、子どもは「暗いと怖い」と思うでしょう。一緒にいて守ってくれる大人の温かさや、自分…
「おかあさん、草木染めをやってみようかな」。夏休みの一日、当時小学生だった娘が言いだしました。もう休みも終わりに近づき、自由研究がそろそろ気になりだしてきた頃のことです。そこで図書館で借りてきたのが、『草や木のまじゅつ』です。なんとも、すてきな本の題名にひかれたのかもしれません。表紙や中の写真の糸…
この本は、今までの絵本とはまるで違う不思議な絵本です。ページをめくるたびに、本の奥にも世界が広がって見えます。それは、表面がコーティングされて鏡のように物が写る紙が、見開きの左右に使われているからです。絵本を90度に開いてみると、描かれた絵が鏡のような部分に映りこんで、まるで立体に見えてくるのです…
キュッパは丸太の男の子。いろいろなものを集めるのが大好きで、散歩しながら森に落ちているものを次々に拾います。家に帰って拾ったものを床に広げると、木の実や枝や葉、ボタンに鉛筆、眼鏡に手袋、ネジや切れたホースまで! 見開きいっぱいに細かく描かれたキュッパコレクションに、びっくりワクワクさせられます。 …
本を開くと、まず水の中の金魚を上から見たり、横から見たり、コップに水があるときとないときの見え方の違いなど、おとなも虚をつかれる導入の後、虫めがねを2枚重ねて見たときのまわりの世界の変化が紹介される。一つめこぞうで現れるお姉さんは愉快。 レンズあそびみんなで実験 楽しく科学あそび 1村田道紀…
町の研究をしている両親と、今日は「私」も近くの町の商店街を歩いて研究します。どんな研究ができるでしょうか? 町のけんきゅう世界一のけんきゅう者になるために岡本 信也/文・絵福音館書店 ; ISBN:4-8340-1682-X; (2000/07) 調べるには「フィールド・カード」を使…
どこの家庭にでもあるハガキやリボン、袋物のヒモや広告の紙などを使って輪に関連するあそびがたくさん紹介されている絵本です。 まほうのわこうしたらどうなる? どうしたらこうなる?折井英治・折井雅子 作、藤嶋かおる 絵大日本図書 ; ISBN: 4477177720; (1987/01) 四…
表紙をめくると、赤い「ちゃんちゃんこ」を着たおじいさんが、本の上に丸い筒をのせて眺めている絵があります。この本は、このおじいさんのように筒をのせて各ページに描かれた絵を楽しむ本です。筒は付録のミラーシートを巻いて作ります。外側をミラー面にして、そこに映ったものを楽しみます。 魔法使いのあいう…
ドライアイスの上に金属スプーンをのせると、いい音がします。ドライアイスのかけらを、にぎりしめないで、両手でお手玉のようにもちかえると、手で持っても大丈夫です。手で、かけらを机の上にすべらせると、スーッとよくすべります。炭酸の入らないジュースに、くだいたドライアイスを入れてかきまぜると、シャーベット…